近年、労働災害の中でも増加傾向にあるのが「行動災害」です。
特に、転倒災害や腰痛災害は、業種を問わず多く発生しており、休業災害の大きな要因となっています。
こうした背景から、令和7年度厚生労働省委託事業
「転倒・腰痛予防のための安全衛生担当者向け教材作成及び広報等事業」において、社内で活用できる教材・冊子が作成されました。
https://www.mhlw.go.jp/content/001679539.pdf
(受託者:株式会社ハイクラス)
行動災害とは?
行動災害とは、設備の故障や機械トラブルではなく、
- 「急いでいて足元確認を怠った」
- 「無理な姿勢で持ち上げた」
- 「慣れによる油断があった」
など、人の行動や習慣が原因となって発生する災害を指します。
特に現場では、
などが代表例です。
社内で実施できる具体的な取り組み
① KY活動(危険予知活動)の実施
作業前に、
- 「どこに危険があるか」
- 「どんな災害が起こるか」
- 「どう防止するか」
を話し合うことで、不安全行動の防止につながります。
「慣れた作業ほど危険が潜んでいる」という意識づけが重要です。
② 転倒防止チェックの実施
例えば、
- 通路に物を置かない
- 床の水濡れ確認
- 段差表示
- 滑りやすい場所の改善
など、小さな改善の積み重ねが転倒災害の予防につながります。
特に高齢労働者が増える現場では重要な対策です。
③ 腰痛予防教育
腰痛は「重い物を持つ作業」だけでなく、
でも発生します。
社内教育では、
などを周知することが大切です。
④ 「声掛け文化」の定着
「危ないよ」
「無理しないで」
「足元気をつけて」
こうした声掛けが自然にできる職場は、災害発生率が低い傾向があります。
安全は“個人任せ”ではなく、職場全体で守るものです。
安全教育は「やった」より「伝わった」が重要
安全教育は、実施すること自体が目的ではありません。
- 理解できているか
- 実際の行動が変わるか
- 習慣化できるか
が重要です。
特に近年は、外国籍労働者や未経験者の増加により、
「伝わる教育」の重要性が高まっています。
OTG講習センターでも安全教育のご相談可能です
OTG講習センター では、
- 特別教育
- 安全衛生教育
- 能力向上教育
- 外国籍労働者への教育対応
など、現場に合わせた安全教育のご相談も可能です。
「災害を起こさない職場づくり」を一緒に考えていきましょう。