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2026.06.01

お役立ちブログ(地域情報)

増え続ける「転倒災害」――大分県の労働災害から見える現場の課題

大分県内の労働災害による死傷者数は、ここ数年1,200人台で推移しており、大きな減少が見られていません。

特に近年、増加傾向として目立っているのが、

  • 転倒災害
  • 腰痛などの動作災害
  • 高年齢労働者の災害
  • 外国人労働者の災害

です。


最も多いのは「転倒災害」

令和4年の大分県の労働災害では、

「転倒」

が全体の約29%と最も多く発生しています。

さらに、

「動作の反動・無理な動作」

も13%を占めており、

この2つだけで全体の4割以上となっています。


転倒災害は“ちょっとした油断”で起きる

転倒災害というと、

「大きな事故ではない」
「ただ転んだだけ」

と思われがちですが、

実際には、

  • 骨折
  • 長期休業
  • 後遺症
  • 高齢者の重症化

につながるケースも少なくありません。

現場では、

  • 濡れた床
  • 段差
  • 整理整頓不足
  • 急ぎ作業
  • 無理な姿勢

など、“日常の中の危険”が原因となっています。


特に注意が必要な「中高年齢層」

転倒災害は、60歳以上で特に多く発生しています。

中でも、

50歳代以上の女性

では、転倒による災害の割合が非常に高くなっています。

年齢による、

  • 筋力低下
  • バランス感覚の変化
  • 反応速度の低下

などが影響するため、

「以前は大丈夫だった作業」が危険になることもあります。

だからこそ、

“経験がある人ほど安全確認が重要”

になります。


第三次産業でも災害は増えています

労働災害は建設業や工場だけではありません。

現在、大分県では死傷災害の約半数を第三次産業が占めています。

例えば、

  • 介護
  • 小売
  • 運送
  • 清掃
  • 飲食
  • 倉庫

などでも、

転倒や腰痛災害が多く発生しています。

「危険作業ではないから安全教育は不要」

ではなく、

“どの職場にも災害リスクはある”

という意識が重要です。


外国人労働者の災害も増加

外国人労働者の増加に伴い、
大分県内でも外国人労働者の死傷災害が増えています。

平成30年には2人だった死傷者数が、
令和4年には25人まで増加しています。

原因としては、

  • 日本語の理解不足
  • 危険表示の理解不足
  • 作業ルールの違い
  • 「聞けない環境」

なども考えられます。

そのため、

  • わかりやすい教育
  • 写真・イラスト活用
  • 母国語対応
  • 繰り返し確認

など、“伝わる安全教育”が重要になっています。


OTG講習センターでは

OTG講習センター では、

現場で多い災害事例を踏まえながら、

  • 技能講習
  • 特別教育
  • 安全衛生教育
  • 外国籍労働者への対応相談

などを行っています。

労働災害は、
「特別なミス」で起きるのではなく、

“いつもの作業”

“少しの油断”

“慣れ”

の中で発生します。

だからこそ、
日々の安全意識と教育の積み重ねが、
大きな事故を防ぐ第一歩になります。

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